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差し押さえになった家を安く賃貸できる法案

Chee
Center for Economic and Policy Research (CEPR)によると、こんな法案があるらしい。

Right to Rent Legislation Would Slow Growing Rate of Foreclosure

要するに、差し押さえになってそこに住んでいる人々を追い出してしまっても、地域環境が悪くなるから、そんだったらそこにそのまま住まわせておこうと。しかも、セクション8(低所得者保護)の家賃設定で5年間も!

なぬ~!!

差し押さえにして私に安く売ればいいじゃん!
安けりゃ買って、大家になるわよ。
家賃だって自由に競争させればいいだけでしょう?

レポートをもう少し読んでみるわね。

えーと、2010年の第二四半期の時点で、23%のモーゲージがunderwater、で28%がnearly underwater。あまりにも多すぎて、HAMPで修正できたのはごく一部。
いずれはForeclosureになり、住んでいる家族を追い出せば、地域にも学校にも経済にもいろんな悪影響が出てくると。

特にメトロポリタンエリアでは、平均的な2brの家賃と所有した場合の費用の差が大きい。
例えばね。

Boston-Cambridge-Quincy, MA-NH(なぜかいつもNHまで含むボストン)
買ったら$2,175、借りたら$1,357

New York-Northern New Jersey-Long Island, NY-NJ-PA(おお、もっと色んなところ含んでる。)
買ったら$2,519、借りたら$1,359

San Francisco-Oakland-Fremont, CA(上記の二つと較べたら随分アーバンなエリアに限定ね。)
買ったら$3,828、借りたら$1,760

Portland-Vancouver-Beaverton, OR-WA
買ったら$1,542、借りたら、$839

そんでも買ったんだから、自分で責任とれ~!
というか、これをわざわざ「権利」にして法案化する必要はあるわけ?
銀行が大家やればいいだけじゃん。

しかも、賃貸することにして得した額分は所得とみなして所得税とるらしい。なんだかわけわからんぞ!笑

むむむ。
こんな法案通って欲しくないぞ。

でもね。ちょっと思うのは、確かに貧富の差の激しいメトロポリタンで、住人を文字通り路頭に迷わせると、ますますUrban Decayが大きくなってしまう。これは、誰にとっても良くない。
今のまま、差し押さえのプロセスに何年もかかって、タダで住んでいる輩が多い状態も良くない。

どうにかならないのかしらね?


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