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インスペクション後

Chee
家のインスペクションが終わり、価格の調整の交渉も終わりました。

おばあさんが長いこと独り暮らしをしていた家なので、家の中よりも、外の手入れができていないことがわかりました。

すでに家に住んでいないおばあさんでは直せないので、その修繕の費用を価格から引いてもらえないかと、ちょっと思い切った価格の交渉したら、受け入れられました!

おばあさんの家族は反対したそうですが、おばあさんが、若い人たちがいいスタートを切れるなら。。。と言ったそうです。
私たちのエージェントも、こんなの初めて!とびっくりしていました。

しかし、私たちはダメもとでも交渉の余地はあると読んでいました。
というのはですね。この家は、1年近くも売りに出たままだったんです。普通そんな家はかなりの問題があったりするのですが、理由がこうでした。

まず、まだおばあさんが住んでいた1年前、売り出し価格はtax assessment価格よりちょっと上程度でした。前にも書きましたが、もう数十年もこのままなのかな~?みたいな家なうえに、おばあさんの持ち物が満載だったわけです。
その上、おばあさんは、バイヤーが来ても出かけることもなく、というか、出かけることが大変な歳なので、リビングルームに座ってテレビを観ていたそうです。
これでは、ほとんどのバイヤーはパスしてしまいます。私たちだってその状態だったら、う~ん、と思ったかもしれません。

結局だんだんと価格を下げて、年末までに10%ほども下げました。
それでも売れませんでした。
年があけてもう一度、もうちょっと下げた価格13%減で売りに出した時、おばあさんが手首を痛めてしまい、とうとう家を離れてassisted livingに移ることになってしまったのです。
そこで、家具や荷物がだいぶガレージに移され、部屋は少し片付いた状態になりました。

ですから、言ってみれば、この家はこの時点でようやく本気で売る準備が整ったんです。そして2ヶ月後、私たちが初めてオファーを出したと。
おばあさんからしてみれば、もう帰らない家ですし、1年も待ったわけですから、早く売りたいでしょう。
若い人が、面倒な修繕をやる気でオファーを出しているわけですから、これを逃せばまたいつ売れるかわかりません。税金もかかるし、空家になれば余計に痛んでいきます。

反対した家族も、もっと家を高く売りたければ、もうちょっと綺麗に掃除して、せめて壁の色くらいは直すべきですよね。そんなに手間がかかることではないはずです。それをしなかったということは、この家はとりあえず売れればいという感じなんじゃないかと読みました。

というわけで、最終的には最初の売り出し価格から22%も低い価格で私たちが買うことになりました~!

ボロい家ですが、基礎がしっかりしていて、何よりも、なんとなく雰囲気のいい家なんです。私たちだけでなく、エージェントも、なんとなく好きなのよね~、私も住みたいくらいだわ、と言っていました。

きっとやさしいおばあさんなんでしょうね。

次のプロセスがうまく行くといいです。


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