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New Englandファイナンス勉強会 4月の勉強会の宣伝

Kay
私はNew Englandファイナンス勉強会で、ファイナンスの勉強をしている。 幹事もやってみていたりする。4月の幹事は別の人で、トピックは「アメリカの健康保険のしくみについて」
「おお、これは大事だ! プロ研の4月の勉強会は、ファイナンス勉強会に便乗ということにしてしまおう!」というセコイ考えにより、その幹事に連絡した。(←要するに、学会とかで忙しかった)
そしたら条件つきでOKをもらった。その条件は、私の個人のブログで宣伝すること。 なんじゃそりゃ、プロ研のブログじゃないの?という突っ込みを入れたくなるのだが。 それと同時に、そんなにボストン近辺のいろんな人が見てるのか!っていう話もあるが。でも、学会のブログ書いたら、「学会充実していたみたいですね」とか言われたりするし、一応効果があるのかもしれない。

前置きはさておいて、本題に入って。(何を書こうかしら?)

まず、第36回ファイナンス勉強会から引用

「PCPって何?」「アメリカの健康保険って複雑でよく分からない」「どうしてこんなに保険料が高いの?」「保険に加入したいのだけれど、日本とぜんぜん違うのでどれを選べば良いのか分からない」などとよく耳にします。期間が限られているアメリカ生活の中でも、アメリカの医療に関わらなくてすむ人は、ごくわずかではないでしょうか?

「お医者さんに見てもらいたいのだけれど、まず何をしたらいいの?」といった素朴な疑問に応えるべく、「アメリカの医療保険がどう成り立っているのか」、「アメリカと日本の保険がどう違うのか」を、アメリカの健康保険会社で働いた経験と知識を活かして皆さんにわかり易くお伝えしたいと思います。

アメリカの保険制度を知ることで、「必要な時だけにお医者さんにかかる」という観点から、「医療保険サービスを上手に利用する」といった新たな保険の利用概念を皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

引用終了。

そーいやー、この前私のPCP(Primary Care Physician かかりつけ医)に見てもらったのはいつだったっけ? 一年に一回ぐらいは「こんにちは!」と言いに行かないといけない。その時は会ってくれるが、その他はなかなか会えない気がする。
一年ぐらい前にアレルギー性結膜炎になったときも、電話をかけて症状を説明したら「薬局でOTC (Over the counter 処方箋なしで買える薬)を買って使ってみて。治らなかったらまた電話して!」と言われたし。 言われたとおりの薬で治ったからいいけど。
あるいは、「熱でてだるいんだけれど、PCPに会いたい!」と言ったら、「予約で埋まってるから。。。。 あんまりひどかったらEmergency Room(救急室)に行って!」と言われたこともある。
そこまでひどい風邪じゃないから、ERに行くのもどうかと思うわ。 そういう人がいっぱいERにいるのかしら? 結局どうしたか忘れたけれど。

他にも診察してもらったとき、「この薬ちょうだいって薬局行けばくれるから」と言われて処方箋なしの薬の名前だけ教えてもらったことがある。 医者ではなく、医者アシスタントみたいな人からである。 
健康保険会社からすれば、、
医者を使うと高い! だから医者アシスタントを使おう!
処方箋薬は高い! だからOTCで済ませてしまおう!
ということなのだろう。 それがアメリカの医療かしらと思う。さすが資本主義の国。 やっぱり健康保険会社の株を買おうかしら? なんか、潰れる気がしないんですけど。 純粋に健康保険だけやっていたら、普通に利益出してくれそう。。。。。  
 
さてPCPであるが、決めるのが結構手間である。 私の大学は病院が併設してあるので、同僚とかに「どのPCPがいい?」と聞いて名前と連絡先を教えてもらって、連絡していった。 3人教えてもらったのだが、2人は「今手一杯だから、新しい患者を持つのは無理!」という返事だった。
3人目でやっとOKをもらった。他の人がどうやってPCPを決めるのかは知らない。

その次にやることは、とにかく予約を入れて会ってみること。 これ重要。 決めたと思ったPCPに会わないでおいて、いざ病気になったときに連絡したら、「あなたは私の患者ではないわ」と言われてしまったという、英語の問題なんだかそれ以外の問題なんだかわからない問題が発生したりする。

私の友達の「ボストン日和り」さんのブログ「妊娠、そして病院選び」によると、妊娠・出産をカバーしてくれない健康保険もあるらしい。 一体どういうこっちゃ? 
 
アメリカ発相続・節税・投資・不動産相談室」というブログによると、健康保険の加入を拒否されることもあるらしい。 だいたいねー、人は病気になるもんですけど! 加入拒否ってどういうこと!

ちなみにドイツの健康保険はPrivateとPublicがあった気がする。 私はドイツにいた時に病気しなかったので、あんまりわからなかったが、この前のBanffのKeystone meetingでドイツ人二人とビールを飲んでいたときに説明してくれた。Privateのほうがいいらしい。 いろいろ言っていたけれど、そんなことはドイツにまた行くことになったら考えればいいし。

そうだなー。私が今回のファイナンス勉強会で発表者に聞きたい質問は、「映画のSicko(シッコ)で出てきたような問題は、本当なのか? それとも映画監督が誇張したものなのか」かな。 あの映画見たあと、私は「病気になったら、こんな国で苦しむことはない。すぐ日本に帰る!」と決めたのだった。

そういうことで、まだまだ知らないアメリカの健康保険なのであるが、知れば対策も立てれる、あるいは立てれる可能性もあるということで、面白そうなので行こうと思う。

今日の教訓 これで勉強会の宣伝になったのかしら?

過去のブログ
なんでアメリカが世界一の国かさっぱりわからん その12 アメリカの健康保険 (映画Sickoについて)
アメリカの部屋について、もんくもんく (アレルギー性結膜炎にかかったこと)

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