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IRA購入による控除

皆様、始めまして。アメリカに来てまだ、数年の者です。

今までIRAの存在すら知らず、アメリカの税金を納めてきました。今度はIRAを購入したいと思っております。

私の理解では、「IRAを購入すると、税金がその分控除される」ということですが、
たとえば5000ドルIRAを購入すると、実際どれくらい税金は控除されるのでしょうか?

私の周りの人は「5000ドル購入したら、10%ぐらい(つまり500ドル)だよ」と言っていますが本当でしょうか?

もしご存知でしたら、お教えいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

いくつもの事項を説明しないと誤解してしまうかもしれないので、まずはガイドラインを大雑把に書いておきます。

アメリカの税制

連邦税は累進課税をとっていています。2007年の税率なので古い情報ですが、下記で説明しています。

累進課税と控除

このとき、課税される収入が減れば、税金も減ります。その減る金額はその人の限界税率(Marginal Tax Rate)で決まります。

IRAの拠出の扱い

IRAにお金を出すとその分だけ収入が無かったかのように扱われます。そのため、確定申告上は課税収入が減ります。仮にある人の限界税率(税区分とも言います)が25%であれば、$5,000拠出したらその分だけ収入が減り、5000x25% = $1,250だけ、その年の所得税が減ります。これは連邦の話なので、州によっては州の所得税が減ることもあります。

IRAを引き出すとき

拠出したときは税金が減ってよいのですが、引き出すときは逆にそれが所得扱いになり、その分だけ税金を払わなければなりません。数学的には損得はゼロで、税金の支払いを先延ばししているだけです。ただ、いくつかメリットがあって、例えば税金の支払いを先延ばしすると、当面の家計は楽になります。

IRAとは

もしかして誤解されているかもしれませんが、IRAとは買うものではありません。IRAとは税金の「仕組み」です。その仕組みに従っていれば、上記の通り税金の支払いを先延ばしすることが出来ます。実際に購入するのは定期預金やファンド、株式など金融機関が扱っている「金融商品」です。購入するときにIRAと指定することで、普通に買う場合とは別扱いになります。

注意点

401(k)や403(b)と呼ばれる、IRAに似た仕組みのリタイアメント向け口座が勤め先にあるかもしれません。この場合、IRAと同様に従業員が自分のお金を出すと税金控除になるのですが、雇用主によっては「Match」といって、追加でお金を出してくれる場合があります。もしこの制度があれば、まずはこちらを始めたほうが得になる場合が多いでしょう。

将来日本へ帰国する可能性があるなど、59歳半になる前に引き出す場合は所得税のほかに10%のペナルティも発生します。その人の状況によって異なりますが、途中で引き出す可能性がある人はRoth IRAのほうが柔軟性があって便利です。

他にも説明しきれていないことがありますが、まずは上記の点をご理解頂ければ大枠がつかめるでしょう。

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