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Fiscal Cliff 結果報告

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

元旦夜に、米国議会下院が上院案を通して、Fiscal Cliffは回避。ミドル・クラス対象の大幅増税は避けられたということで、ともかくメデタイ、メデタイ。

1.所得税率

既婚世帯だとTaxable Incomeが$450K(シングル世帯は$400K)を越えた場合のみ、39.6%の所得税率が適用される。それ以下は、ブッシュ減税以来の所得税率をキープ。

2. 投資所得

既婚世帯でTaxable Incomeが$450K(シングル世帯は$400K)を越えた場合は、長期Capital GainおよびQualified Dividendsに税率20%が適用される。それ以下は、ブッシュ減税の15%をキープ(所得税率10%と15%のブラケットに居る世帯には0%)。

3. Personal Exemption・Itemized DeductionのPhase-Out

既婚世帯AGI$300K、シングル世帯AGI$250Kを越えた所から、Personal ExemptionとItemized DeductionがPhase-Outされる。

4. Payroll Tax Holidayの失効

4.2%に減税されていたParoll Tax(Social Security・Medicare Tax)が今年元日から6.2%に戻る。これは、働く人全てに適用されるので、Wage Earnerは皆影響を受ける。Social Security Taxは、2013年は$113KでMaxout。

5. 失業保険給付の延長

Unemployment Insuranceの給付は、さらに1年間延長される。

6. 遺産税の税率

遺産税の非課税枠は上限$5ミリオンで、この上限額はこれからインフレ調整される。$5ミリオンを越えた額は40%から課税。

7. New Medicare Tax

Fiscal Cliffには関係ないけど、MAGI$250K以上の既婚世帯(シングル世帯は$200K以上)には、New Medicare Tax, 具体的には追加投資税3.8%と、Medicare Payroll Tax0.9%が加わることもお忘れなく。

あとは、

-AMTの下限額は恒久的にインフレ調整される
-Dependent Care Credit ・ Adoption Credit は2012年レベルを恒久化

さらに、以下の税特典は5年間延長される

-2012年レベルのChild Tax Creditと低所得世帯対象のRefundability
-2012年レベルのAmerican Opportunity (College Tuition) Tax Credit

他の細かい所は、こちらに詳しく書かれている。

既婚世帯$450K以上、シングル世帯400K以上向けに、39.6%の新しい所得税ブラケットが出来て、このブラケットに入る世帯には投資所得も増税されるというのが新税制のミソ。

大筋では、私の想像していた結果とそう違わないが、例外はItemized DeductionのPhase-Out。これは可能性ゼロではないものの低いと思っていたので、実際に適用されてみるとちょっと意外。果たして、富裕層の慈善団体への寄付額や買う家のサイズなんかに影響が出たりするのだろうか。

これで税制面での合意は出来たものの、Debt Ceilingと支出削減についてはまだ政治交渉は決着していない。折しも、米国財務省は連邦政府の債務総額が大晦日に債務上限(Debt Ceiling)を超えたと発表。これをどう対処するかで、あと2ヶ月程政治交渉のスッタモンダが続くと予想されている。

コメント

ポピーさん、ありがとうございます!大晦日にテレビで上院を通ったのをみて、さてどうなるかなぁ、と思っていました。個人的には言いたいことは色々とありますが、不確定要素がなくなったのは良いことです。

一般小市民的の私的には投資増税されなかったのは善しとしたいところですが、結局去年Realizeした個別株の大半は現金のままで年を越してしまいました(笑
今日の能天気上げの恩恵にあずかれず。
Index系は何も考えずに買い直ししたのでいいのですが、はてさてどうしたものか。

法案自体は概ね決まって良かったのですが、微妙なところで微妙な先送り感があるのが気になります(笑

皆さん、去年は色々お世話になりました。今年もよろしく。

>Nobuさん

私も胸のツカエがすっと消えて、やっとお正月らしい気分になりました。

>通りすがりさん

「微妙なところで微妙な先送り感」ありますよね~。次の危機は、2月末のDebt Ceiling交渉でしょうか。でも、2ヶ月もCashを抱えるのは何ですし~

あけましておめでとうございます。
Fiscal cliff 一段落したようでよかったです。
私も通りすがりさんのようにかなりの割合を現金で年越ししてしまいました。。。
何をいつ買おうかまだ迷っています。

以下の記事の下の方に、"feeling the squeeze" という表になって比較表が載っていました。内容はポピーさんのおっしゃられていることと同一ですが、みやすかったので。
違いがはっきりとは分かっていなかったのですが、この記事を読んでやっと理解しました。
http://online.wsj.com/article/SB1000142412788732382010457821609204302276...

>mikichinさん

私もその表見ながら書いていました~(笑)。

Cash Positionで年越しした方は結構多かったようですね。年末からMoney Market Fundに結構な額が流入していたようです。

私の小さい勝利(?)は、去年中に州所得税を予定納税で払ってしまったことぐらいかな。

みなさん、あけましておめでとうございます。

わたしはcapital gain増税は収入に応じて累進課税になると信じていたので、現金化せずに年末のボロボロ相場を乗り切りました。所得税率15%ブラケットに入れば、capital gain税率ゼロが残されたのは嬉しいです。低所得業種の強みを生かして(?)、課税対象所得の低い年に税率ゼロで利確するという目標ができました(笑)。(前回15%ブラケットに入った年は、Roth conversionをしました。)

あはは。私も買いそびれました。年末忙しくてそれどころじゃなかった!
まとめ助かりました~。

>F Friesさん

低率ブラケットの年も有効に利用するとは、
さすが、F Friesさん!

>Cheeさん

年末からの相場は、上がる言い訳ばっかり探して
いるような感じですよね。このオプティミズムはどこ
から来るのでしょう?QEの影響かしら。

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