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マサチューセッツにもSales Tax Holidayが

Nobu

先日お伝えしたSales Tax Holidaysですが、そのときはマサチューセッツ州は審議中でした。その後、マサチューセッツ議会が法案を可決し、8月5日にPatrick州知事が署名して正式なものになりました。マサチューセッツは8月14日(土)と15日(日)の2日間、特定の商品に限って消費税を払う必要がありません。マサチューセッツの消費税は昨年引き上げられて6.25%です。

限度額

1つの商品の値段が$2,500未満である必要があります。ニュースサイトなどでは「未満(less than)」となっていますが、法案そのものは$2,500を超える商品は対象外(a single item the price of which is in excess of $2,500)と書いてあるので、$2,500ぴったりまでは大丈夫なのかもしれません。

対象とならない商品

自動車、モーターボート、レストランなどの食事、ガソリン、タバコ、公共料金(ガスや電気)、分割払いで購入する商品は対象となりません。

2008年のSales Tax Holidayからの変更点として、アルコール類が対象となりました。もっともこれは2009年に税率が6.25%に引き上げられたときに(今までSales Taxの対象外だった)アルコール類も含まれるようになったためです。

影響

それにしても法律が決まるのが実施の10日前ではお店の人はシステムの切り替えなどで大変でしょうね。法律がこうやってぎりぎりで決まったり、遡及(法律がさかのぼって適用されること)することがアメリカは州レベルでも連邦レベルでも多いようです。

また経済学者はSales Tax Holidayは経済効果はまったくないと言っています。消費税が掛からないから多くの買い物をするのではなく、単に買い物をする日をその日にするだけだからです。これは住宅購入のクレジットなども同じで、景気を良くするには小手先の対策ではなく、根本的なものが必要と言うことでしょう。

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